購入時の必用書類

かしこまりました。

それではまず、書類数が多くなる住宅ローン購入時の必要書類からご説明しますね。

今回は、翼ありのハイテンションなご様子ですね？

そうですか。であれば、説明にも力が入ります。

それでは、住宅ローン購入時の必要書類とその流れについて簡単にご説明いたします。書類は、大きく分けると①申込書類②本人書類③物件資料で構成されます。

まず、①申込書類は、金融機関に提出するローンの申込書類です。これは金融機関が用意する書類に記入すればOKです。

②本人書類は、申込内容により少し異なります。基本的には、本人確認証や保険証、住民票、印鑑証明書等ですが、職種により資格証の提出、また何らかの条件が付く場合は、そのエビデンス資料が必要な場合もあります。

そして、③物件資料ですが、こちらは、売主や媒介会社が用意してくれます。

基本的にお客様に用意して頂く書類は、②本人書類が中心となります。

種類が多いので、よく理解して確実に準備する事で、後々の手続きがスムーズに運びます。

審査の手順としては、以下の通りとなります。
Ⓐ事前審査
Ⓑ正式審査

通常、審査は2段階に分かれています。
事前審査で承認が得られると正式審査に進みます。

事前審査は、正式審査に比べると書類も少なくて済みます。事前審査の申込書と本人確認証、健康保険証、源泉徴収票（所得証明）のコピーを添えて金融機関に提出します。

通常、1～3営業日ほどで回答があります。長くても１週間程度でしょう。複雑な内容や書類不備等がある場合は、更に時間を要する場合もあります。

事前審査は、手軽な審査として有効ですが、ここで注意して頂きたいのは、事前審査であっても正確な内容を記入する事です。後の正式審査の内容と相違している場合、当初の事前審査からやり直しとなる場合もあります。

承認が得られましたら正式審査に進みます。

事前審査は、審査の根底となる申込者の信用状況や購入不動産の内容を素早く判断する為の審査になりますので、書類数も少なく短時間で済みます。

その後の正式審査は書類数も多く時間もかかります。正式審査では、各部の詳細をより深く検証する作業になりますので、申込の内容によっては、長時間を要する場合もあります。

内容により違いはありますが、下記は、一般的に必要とされる本人資料です。
源泉徴収票/住民票/住民税決定通知書/健康保険証/印鑑証明書/課税証明書/納税証明書/既存借入明細書/償還予定表/確定申告書/決算報告書/年金手帳/自己資金エビデンス/資格証書/雇用契約書/退職金見込額証明書/就職内定通知書/婚約証書/婚姻証明/給与明細書/賞与明細書/医師の診断書/外国人登録証明書/戸籍謄本etc・・。

この中から申込内容に応じた書類が必要になります。
これらの本人資料と審査申込書、団信保険の申込書、各種物件資料を添付して、正式申込をいたします。

おや、通常モードですね。テンション下がりました？

上記は、一般的に求められるケースを列挙していますので、この中から申込内容に応じた資料が必要になります。

基本的には、本人確認証、収入証明、納税証明、住民票、健康保険証などが基本の書類となります。

そこに必要な書類を加えます。既存借入がある場合は、その証明書や償還予定表、資格に基づく職業の場合は資格証書といった感じです。

定年が近い場合は、退職金見込額や、定年後なら年金受給額を証するものが必要になる場合があります。

基本的に審査で申告する内容は、全てエビデンス（疎明資料）が必要となります。エビデンスに基づかない申告は、どれほどのプラス材料であっても、大した効果は得られません。

そうなんです。
住宅ローンは、聴きなれた単語なので簡単に考える人も多いんですが、１個人が数千万円ものお金を借りれるローンなんて他に無いですからね。それなりの厳格さが求められるのも当然と言えば当然です。

なので迅速かつ明瞭で確実に実行する事が、結果的に目的達成に繋がります。

そうです。熱量よりもクールさが大切です。不正確な申告や一貫性を欠く申告内容になると審査が難航したり、否決に繋がる恐れもありますので、冷静かつ目的に沿った行動を心がけて下さい。

申込用紙に記入する際は、見やすい文字で丁寧に書きましょう。申込用紙は、複数枚の複写式になっているので、筆圧が弱いと下のページが不鮮明となり、書き直しを求められる場合があります。

あと、押印にも注意が必要ですね。二重印影や枠からはみ出した印影は、差し戻しとなる可能性もあります。記入書類は、丁寧に作成するよう心掛けて下さい。

その通りです。意外とポイントを押さえていますね。やむを得ない場合は、特約期間の延長を検討しますが、特約期間内に完了するのが基本と考えて下さい。

下に簡単な資料がありますので、ご参考になれば幸いです。